2013/07/26

多汗症手術の方法について

多汗症で困っている人は大勢いますが、多汗症の手術では、一体どういった施術が行われているのでしをょう。
手術はあくまでも多汗症治療の最後の手段ですが、しっかりと治療したい人は手術も検討してみる価値があります。
皮膚を切開せずにできる多汗症の治療方法に、ボトックス注射があります。

ボツリヌストキシンという薬液を、患部に注入する方法です。
ボトックス注射は、施術後まもなく今までどおりの暮らしに復帰できますし、手術の痕が残らず、副作用も起きづらいといいます。
手軽で手を出しやすいですが、効果は短くて3か月、長くても1年ほどしか持続しないのがデメリットです。

手のひらの多汗症であれば、ETSという手術法があります。
大量発汗の原因となる交感神経を切除したり、焼却することによって、多汗症の症状を抑制します。
ETSは脇の下に数ミリの穴をあけ、内視鏡を入れ映像で確認しながら交感神経の束を見つけて切断するそうです。

手術そのものは30分程度で終わる短いもので、手術痕もごく小さく、その日じゅうに帰れることもあります。
ETSのいい点として、保険を使えば自己負担額が3割程度というところがあります。
もしも、多汗症の手術をするつもりであれば、副作用が出る恐れもあることを理解した上で、決断をすべきです。

ワキの多汗症の場合は、ワキの下にある汗腺を切除する手術があります。
多汗症手術には多汗が気になる部分によってさまざまな方法があるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。